5月30日、インドネシア警察が国際指名手配中のチャワリット容疑者を逮捕した。
容疑者は昨年10月に薬物所持や不法侵入のほか、殺人と殺人未遂などの容疑で逮捕された元地方政治家。懲役20年以上の刑が確定したなか体調を崩し、タイ南部の病院で入院中に看守の助けを得て病院を脱走。11月に南部トラン県の密林地帯で見つかるも、警察と銃撃戦の末行方をくらまして話題になっていた。
その後12月にはマレーシアへ逃亡したことが分かり捜査は続いていたが、タイ警察から逃れるため4カ国を渡って逃亡。逮捕されたインドネシアでは、現地で誘拐事件にも関与していたことが判明して今回の逮捕に繋がった。
6月4日にタイ南部の刑務所へ移送される際には、100人以上の警官が導入されている。(6月4日=マティション)