緊急警報システム「CBS」
来年初めに日本語対応で実施見込み

7月3日、デジタル経済社会省および国家放送通信委員会(NBTC)等が、タイの災害や安全に関する情報を携帯端末に一斉受信できる緊急警報システム(CBS:セルブロードキャストサービス)の実試験に成功したと発表。

「CBS」は世界各国で使用されている緊急警報システム。タイでも地球温暖化による急激な天候の変化や、サイアムパラゴン乱射事件などの緊急情報の伝達を要する事件を受け、CBSに対するニーズが高まっていることから、2025年の初めに実施できると見込まれている。

事前登録は不要で、危険地域にいるタイ人・外国人旅行者などが同時に受信可能となり、緊急事態への対応が可能に。また、現段階でタイ語、日本語、英語、中国語、ロシア語の5カ国の言語対応を予定している。スマホのテキスト音声変換機能にも対応でき、視覚障害者への警報も可能とのこと。

警報メッセージは危険度により5段階

①国家警報(National Alert):最高レベルの警報。すべての人にメッセージが配信される

②緊急警報(Emergency Alert):津波、地震、急激な洪水、凶悪犯罪などの災害警報

③アンバー警報(Amber Alert):児童誘拐事件・行方不明事件の情報提供

④公衆安全報告(Public Safety):特定地域への注意喚起、居住者への注意喚起

⑤試験警報(Test Alert):特定の目的のためにテスト配信を行う警報

(7月3日=ポスト・トゥデイ)
https://www.posttoday.com/smart-life/710787

 

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