7月8日午前11時30分頃、北部チェンマイ県ムアン市の某ショッピングセンター内の金行(ゴールドショップ)で強盗事件が発生した。犯人は合計約70バーツ(タイの金の単位、1バーツ=15.16g)の金のアクセサリーやインゴットを持ち去りバイクで逃亡。警察は同日に犯人の男(26歳)を逮捕したが、犯行に使われたバイクは男の所有物ではなく、配車アプリのドライバーを殺害し盗んだものだと判明した。
犯人によると、配車アプリで被害者のドライバーを呼び、人気のない山道まで向かう途中で殺害し、崖から遺体を落としたという。男は「昨年10月から計画していた。父の借金返済のために犯行を行った」と供述しており、殺害したドライバーに強盗の罪をなすりつけて、自身は国外逃亡しようとしたことも自白している。(7月9日=タイPBS)