7月27日、バンコク都クロンサムワー区の民家で高齢者の男性家主が死亡し、約1週間家に閉じ込められていた犬27匹が救助された。家には餌は無く、飼い主の遺体は犬に食べられた跡があり、犬が急死した飼い主の遺体を食べざるを得ないほど飢えていたと推測されている。
近所の住人によると、毎日使われていた家主の車が1週間ほど前から動かした形跡が無いことを不審に思い、家主を呼びかけても返事がなかったため、レスキュー隊を呼んだという。
警察によると、遺体には暴行が加えられた痕跡はなく、持病による急死だと推測されている。
現場へ急行した動物保護団体によると、救出されたチワワやシーズーなどの小型犬27匹は非常に衰弱しており、2週間〜1カ月ほど治療が必要な犬もいると述べている。(7月27日=マティション)