8月14日、タイ憲法裁判所はセター・タビシン首相に解任命令を下した。裁判所は今年4月の内閣人事をめぐり、前科のある人物を入閣させたことに対して「道徳に欠けている」と判断し、憲法裁判事9人のうち5人が解任を支持した。また、5月には上院議員40人が、セター元首相に対して解任を請求していた。
現在はプームタム副首相が首相代理をつとめているが、8月16日に議員の緊急招集が行われ、新首相指名が行われる予定。
新首相の候補には、タイ貢献党(プアタイ党)のチャイカセーム・ニティシリ氏、ペートーンターン・シナワット氏、連立与党の国民国家の力党(パラン・プラチャーチャート党)のプラウィット・ウォンスワン氏、タイ誇り党(プームチャイタイ党)からアヌティン・チャーンウィーラクーン氏らの名前が挙げられている。
(8月14日=タイPBS)
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