WHO緊急事態宣言
タイ「エムポックス」検疫強化へ

8月14日、世界保健機関(WHO)はコンゴ民主共和国をはじめアフリカ大陸で感染が拡大している「エムポックス(サル痘)」に対して、国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)を宣言した。

死亡率が比較的低いクレード2型と違い、コンゴなどでは死亡率が10%程度のクレード1型の感染が確認されていることから、国際的に検疫強化が求められている。

タイ保健省はWHOの緊急事態宣言を受け、国内の国際空港などで中央・東アフリカからの旅行者に対し検疫措置の強化・増設を実施し、エムポックス研究・診断用の施設準備、医療薬の準備などを行うとしている。

なお、タイでは2022年のエムポックス感染拡大時には渡航者を含む827人が感染、2024年(1月1日〜8月3日)現時点では140人の感染が確認されている。全員死亡率が低いクレード2型だったという。

(8月16日=ターン・セータギット)
https://www.thansettakij.com/health/health/604370

 


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