8月29日、武見敬三厚生労働大臣がバンコクのサミティベート病院スクンビットを訪問。武見大臣は、サミティベート・BNH病院グループ株式会社チャイラット社長ら病院幹部と懇談した後、病院内を視察した。
懇談で武見大臣は「訪日外国人旅行者や在留外国人の増加を背景とした、日本の医療機関における外国人患者の受入れ体制整備について、外国籍の患者を長らく受け入れているサミティベート病院を参考にしたい。」と視察の目的を述べた。
それに対しチャイラット社長は、「同院の国籍別患者構成比において全体の4割を占めている外国人、特に日本人に対する当院の医療サービス」について紹介。日本の医療機関と提携して医療スタッフの日本での研修を継続していること、日本人医師や日本人看護師を雇用して日本人患者との意思疎通を円滑にし、信頼関係を構築していること、診察室などの院内施設を機能的かつ日本人に親しみやすく作っていることなど、同院独自の取り組みをあげた。
質疑では日本人患者のセグメントや、診療費の設定やその支払い方法について情報交換が行われた。