南部チュムポーン県で10月17日、林の中で衰弱状態となって倒れている男女10人が発見された。全員ミャンマーの国境から密入国したロヒンギャ人で、そのうち3人が死亡、7人が脱水や酸欠で危篤状態だったという。
発見者の僧侶によると、夜中に言い争う声が聞こえ、明け方に確認してみると倒れているロヒンギャ人10人を発見して警察に通報したとのこと。生存したロヒンギャ人の証言によると、「自分たちは密輸業者にチェンライ県のミャンマー国境からマレーシアまで運ばれる予定だった」という。ピックアップトラックのコンテナに70人ほどが詰め込まれた状態で長時間飲食もできず、死亡者も出たと証言。そのため業者が現場でトラックを止め、助かる見込みがない者や遺体を捨てたとも話している。
ピックアップトラックのタイ人運転手2人は18日に西部ペッブリー県で逮捕され、警察が組織的犯罪とのつながりを調査している。(10月18日=タイPBS)