10月24日、タイ農薬警戒ネットワーク(Thai-PAN)はタイ食品・医薬品委員会(FDA)の協力のもと、輸入されたシャインマスカットの残留農薬検査結果についての記者会見を行った。
検査対象となったサンプルのシャインマスカットは、オンライン購入2点、市場などの小売売店7点、モダントレード施設15点の合計24点。400種類の農薬検査が行われ、すべてのサンプルから50種類の農薬が検出され、そのうち23点のサンプルは国際残留農薬基準値(0.01ppm)を超えていたという。その中で1点のサンプルはタイで使用が制限されているクロルピリホスの残留も確認された。
この会見後、全国でシャインマスカットの消費が著しく低下している。FDAによると、検出された農薬50種類のうち36種類は基準値を超えておらず、食べる前によく洗うことで農薬を除去できるので安全に食べられると発表した。(10月25日=タイPBS)