南部スラーターニー県サムイ島ラート・コ・ビューポイント近くの岩場で11月29日、休憩していたロシア人の女性が海岸の波にのまれ死亡する事故が発生した。
防犯カメラの映像と目撃証言によると、女性は車でビューポイントに訪れ、岩場に降りてマットの上で横になっていたところ、突然高波にのまれ助けを呼んでいたという。レスキュー隊が着いた頃には女性の姿が見えなくなり、悪天候で波も2〜3m以上と高かったため、捜索活動は困難を極め一時中断となり、翌日になって女性の遺体は近くのビーチで発見された。
サムイ島レスキュー隊によると、当時遊泳禁止の「赤い旗」は設置されていたが、女性は遊泳していなかったため事故を予想できなかったのではと推測。レスキュー隊は同様の事故が再発しないように天候と波の状況を観察し、悪天候による事故の警戒を呼びかけている。(11月30日=タイPBS)