ノンタブリー県バンヤイ市にある有名娯楽施設で利用者の国民IDカードと証明写真が撮影され、地方権力者と賭博サイトとの癒着疑惑が浮上している。
女性利用客によると、複数回この施設を利用した際に「安全確認のため」と言われ入店時に国民IDカードと証明写真を撮影されたという。その後、オンライン賭博サイトから広告メッセージが送られてきたことで、店から賭博サイトへ個人情報が流出しているのではないかと不審に思い通報した模様。1月5日時点で同店の利用者65人が同様の被害を受けていることが判明し、警察に被害報告した。
施設のオーナーはIDカード等の撮影は店でトラブルがあった場合の安全確保のためで、閉店後は毎日削除していると主張。タイデジタル経済社会省が調査にあたり、賭博サイトとの関連性の他、IDカードの撮影は個人情報保護法(PDPA)違反ではないかと容疑をかけている。(1月6日=マティション)