中部ノンタブリー県で2月21日、強酸性液体の硝酸を輸送するトラックが横転する事故が発生した。幸い死傷者の報告はなかったが、酸性の液体が路面に流出し、酸性の蒸気が漏れ出す被害が確認されている。
トラックの運転手によると、サムットサーコーン県の工場からパトゥムターニー県まで合計4000ℓの硝酸を輸送している途中で、路面ですべってしまいトラックが横転したという。その後、硝酸と車両の金属コンテナが接触したことで化学反応が起こり、人体に害を及ぼす可能性のある黄色い蒸気が発生したため、警察が道路を封鎖した。消防隊の協力で、液体の除去作業および事故車の移動は約1時間で解決したという。(2月21日=マティション)