2月27日、疾病予防局は中部サムットプラカーン県の学校で学生5人が「猩紅熱(しょうこうねつ)」に感染したと報告し、警戒を呼びかけている。
同局によると、今年1〜2月で全国455人の猩紅熱感染者が確認されており、死亡者はなかった。タイにおける猩紅熱は新興感染症ではなく、現時点の感染状況では過度な心配は不要だと同局は発表している。
猩紅熱は5〜15歳の子どもが多く感染する発疹性感染症の一種で、発熱、咽頭炎、脇・胴・四肢に発疹、舌の腫れなどが主な症状だという。同局は子どもの保護者に対してよく子どもの健康管理をし、発症した場合はすぐ医師に診断してもらうよう推奨している。(3月1日=マティション)