ウイグル族40人強制送還へ
観光地などでのテロ警戒を強める

タイ政府は2月27日、収容施設で拘束していたウイグル族の男女40人を中国へ強制送還していたことが明らかになった。11年前にバンコク都の収容施設に収監された40人は、新疆ウイグル自治区へ空路で移送されたとみられる。


これを受けバンコク都ではテロ組織による爆弾テロなどが懸念され、警察は過去に爆破テロの被害があったエラワン廟、中華街ヤワラートなどの外国人観光客が多い場所に対する警戒を強め、日本を含む各国の在タイ大使館が自国民に対して警鐘を鳴らした。

タイがウイグルの人々を強制送還するのは、2015年以来。今回の強制送還に対して政府は「中国側の(ウイグル族に対する)保証も得ている」としているが、国内のみならず世界の人権団体から様々な批判が上がっている。(2月28日=バンコクビズ)

 

 

この記事をSNSでシェア!

サイト内全体を検索

カテゴリーと月別アーカイブ

一番上へ戻る