タイ矯正局は3月7日、ナコーンサワン警察署元署長の警察官ティティサン受刑者が、バンコク都クロンプレム中央刑務所で服役中に死亡したと発表した。
矯正局は「個室の中でタオルを使って首吊り自殺した」と発表したが、同受刑者は以前から刑務官や他の受刑者らと不仲であることが判明しており、遺族が解剖および防犯カメラの調査などを要求しているという。
2021年8月に起こった麻薬事件でティティサン受刑者は、容疑者の頭を黒いゴミ袋で窒息死させた殺人事件、通称「黒い袋事件」の主犯で「黒い袋のジョー(ティティサン氏のニックネーム)」と呼ばれた人物。複数の罪で起訴され、2022年の判決で終身刑を言い渡されており、服役していた。(3月8日=タイPBS)