プラユット首相は15日、首都圏の鉄道交通の新たなハブとしてバンコク中部で建設が進むバンスー中央駅を視察した。その後、建設中の都市鉄道新路線ダークレッドライン(レッドライン北線)にバンスー中央駅から首都北郊のランシット駅まで試乗した。
バンスー中央駅はタイ国鉄(SRT)の在来線、タイ電車公社(MRTA)の都市鉄道ブルーライン(地下鉄MRT)などが乗り入れるバンコクの鉄道交通の新たな拠点で、2021年11月の開業を目指している。将来的にはバンコクと東北部ナコンラチャシマを結ぶ高速鉄道、バンコク北郊のドンムアン空港と東郊のスワンナプーム空港、タイ東部ウタパオ空港を結ぶ東部高速鉄道なども乗り入れる。
ダークレッドラインの第1期区間(バンスー~ランシット、26キロ)は日本政府の円借款で建設中で、2021年11月正式開業の予定。同年3月に試験運行を開始し、7月から乗客に無料開放する。
日立が車両の設計製造、三菱重工が信号、通信、軌道、電力などのシステムの設計調達、住友商事が商務の取りまとめと現地でのシステム据え付けを担当する。
(newsclip)
http://www.newsclip.be/article/2020/12/16/43819.html