アヌティン副首相兼保健相は8日、コロナワクチンを接種した人には病院が接種証明書を発行すると発表した。
タイ人が海外へ渡航する場合は、ワクチンパスポートを発行することも可能となる。
また、タイに入国する外国人は、14日間〜3カ月以内にワクチン接種した証明書と72日間以内にコロナウイルス陰性の結果を示す証明書がある場合、隔離期間が7日間となる。ワクチン接種の証明書はないが、コロナウイルス陰性の結果を示す証明書がある場合、隔離期間が10日間となる。ただし、変異ウイルスの感染拡大の可能性があるため、アフリカを訪問した人がタイに入国する場合は、14日間隔離の必要があるという。
隔離期間の短縮は今年4月から開始され、観光業者や医師などの70%がワクチン接種を受けた場合、10月には隔離をなくすことを目指しているという。
なお、タイ人の海外におけるワクチンパスポートの使用は、まだ国際的な会談を重ねる必要がある。さらに、運用に際した対策は今後決めていくという。