写真:マティション
バンコク都のアッサウィン都知事は12日、旧市街を流れるオーンアーン運河の景観改善プロジェクトが「2020年アジア都市景観賞」に選ばれたと発表した。
国連ハビタット福岡本部などが主催し、アジア圏の模範となる土地開発や生活環境づくりを行う都市や地域、事業者らに贈られる同賞。今年は6カ国から24件の申請があり、長崎県長崎市の「環長崎港地域アーバンデザインシステムによるまちづくり」など日本の3都市の他、タイや韓国、ネパールなどから12件が選出された。
都内サムパッタウォン区とプラナコーン区を隔てるオーンアーン運河上にはかつて“バンコクの秋葉原”と呼ばれた電脳街「サパーンレック」があり、汚水の垂れ流しなど環境問題が顕著化。都では2015年より周辺地域の再開発を行い、昨年11月にはストリートアートで彩った川沿いの遊歩道を整備。週末にはナイトマーケットを催すなど同地の観光地化を促進してきた。
(ザ・バンコク・インサイト)
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