タイ食品薬品委員会は25日、米日用品・製薬大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)が開発した1回の接種で済む新型コロナウイルスワクチンを承認した。
J&Jのワクチンはタイ政府のワクチン調達計画には含まれないが、富裕層や在タイ外国人の需要を見込む私立病院などが使用許可を求めていた。
タイで承認された新型コロナワクチンは中国・科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)製、英製薬大手アストラゼネカ製と合わせ3種類になった。
タイ政府はシノバックとアストラゼネカのワクチンを緊急輸入し、2月28日にシノバック、3月16日にアストラゼネカのワクチンの接種を開始した。3月24日までに計9万6000人が接種を受けた。
タイ政府のワクチン計画の中心はアストラゼネカのワクチンのタイ国内での生産で、5月に生産を開始し、12月までに6100万回分を供給する予定。タイの人口は約6800万人。
(newsclip)
http://www.newsclip.be/article/2021/03/26/44375.html