テレビ報道によると、新型コロナウイルス感染症に関連するとみられる自殺がタイで相次いでいる。
今月9日、中部サムットサーコーン県のアパートで、住人の元ごみ収集車運転手のタイ人男性(61)が拳銃で自分の頭を撃ち死亡した。男性は糖尿病、腎臓病などの持病があった。9日、透析のため訪れた県内の病院で新型コロナの検査を受け陽性となり、病院を抜け出し帰宅。病院からの電話に「家で死なせてくれ」などと話していた。
同日、中部ノンタブリー県の仏教寺院で、元教師のタイ人男性(62)が拳銃で自分の頭を撃ち死亡した。男性が所持していた遺書とみられる文書には、「新型コロナで収入が減り、借金を返せない」「疲れた」などと書かれていた。男性は定年退職後、バイクタクシーの運転手をしていたが、新型コロナで客足が減り、金銭的に行き詰まっていたという。
翌10日、同県のマンション1階のピザ店で、このピザ店の店主の英国人男性(55)が首を吊り死亡しているのがみつかった。男性は県内の外国語学校で英語を教えていたが、新型コロナの影響で解雇され、2カ月前にピザ店を開店した。しかし、新型コロナ対策で店内営業が禁じられ、休業を余儀なくされていた。
(newsclip)
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