10月5日、読売新聞の報じたところによると、ANAホールディングス(HD)傘下の格安航空会社(LCC)ピーチ・アビエーションは、中距離国際線に進出する方針を固めた。初めての路線として、年内にも関西空港―タイ・バンコク線を開設する。日本と東南アジア各国では今後も入国制限の緩和が続くとみられ、急回復する需要を取り込む。近く正式発表する。
関係者によると、昨年12月に導入した航続距離の長い「エアバスA321LR」をバンコク線に投入する。日本側の発着地は、ピーチが拠点としている関西空港となる見通しだ。
ピーチはもともと国際線を17路線で運航し、中距離の路線にも早期に進出する考えだった。だが、コロナ禍で運航計画の大幅な見直しを余儀なくされた。
各国・地域が順次、外国人の渡航制限を緩和していることに伴い、ピーチは今年8月下旬以降、韓国や台湾に向かう国際線を順次再開している。今後も、日本とアジア各地を結ぶ路線を中心に、急ピッチで路線の増便・再開を進めていく。
(10月5日=読売新聞)
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20221004-OYT1T50255/