3月26日に非常事態宣言を発令したプラユット首相は、新たに4月3日から午後10時〜午前4時を外出禁止とすると発表した。
経済関係機関には、救済や減税などを含めた対応を考え、解決方法を決めていくと語った。また、時間がかかるかもしれないが、新型コロナウイルス感染拡大が終息した時点で、国民のためにも経済をどのように回復するかを会談して決めていくという。
医療器具やベッド、N95のマスク、個人用防護具(PPE)などの医療関連品目に関しては輸入を継続する。薬は十分にある。内務省がデジタル経済社会省と協力して運送を管理する。
タイへの入国に関しては、隔離ユニット(State Quarantine)の用意や、入国者が体調の自己観察期間を要するため、4月15日までは帰国しないように協力をしてもらう必要がある。至急帰国したい場合はそれぞれの国のタイ大使館まで連絡する必要がある。また入国者は必ず医師の診断書(Fit to Fly)を持って入国し、その上で隔離されることとなる。外務省は帰国するタイ人留学生の数を確認し、その人数に合わせて隔離ユニットを用意する。なお、確実に対応できるよう、外務省と保健省、内務省に要請するという。
また、全国で4月3日から午後10時〜午前4時の間、外出禁止となる。医師の移動や医療用品の輸送、患者の移動、エネルギーに関する輸送、隔離ユニットへの人の移動、夜間勤務している人(許可を取る必要がある)、空港へ出入りする仕事の人(書類提示が必要)などは除く。違反すると2年以内の懲役または4万バーツ以下の罰金、またはその両方が科されるという。
さらに、各県の知事が発令したルールが本日の発令より厳しい場合は、その各県のルールに従って行動することとする。
また、生活必需品を買い占める行動を禁止する。違反すると7年以内の懲役または14万バーツ以下の罰金、またはその両方が科される。
フェイクニュースの流布も逮捕の対象。感染防止の対策に従ってきちんと行動してほしいという。
(バンコクビス)(FM91 BKK)(タイラット)
https://www.bangkokbiznews.com/news/detail/874166
http://fm91bkk.com/fm91-news01102042563
https://www.thairath.co.th/news/politic/1810806