10日、タイ国家感染症委員会は、人の往来が多い場所に殺菌スプレーを噴霧することがあまり効果的ではないと発表した。
タイ国家感染症委員会によると、新型コロナウイルス感染拡大防止に応じて人の往来が多い場所に殺菌スプレーを噴霧しているが、ウイルスはすでに人の呼吸器系に入っているため、その方法では感染リスクを減らすことはできず、あまり効果的ではない。さらに、殺菌スプレーそのものが人体にも危険だという。
また、殺菌スプレーを噴霧したエリアにまだ乾いていない痰などが残っていた場合、スプレーを噴霧することで菌を拡散させてしまい、さらに危険な状態になることが考えられる。殺菌したい場合は、雑菌剤をしみ込ませた雑巾を利用して消毒清掃する方法がいいという。
(ザ・スタンダード)
https://thestandard.co/infectious-diseases-declare-about-sterilized-direct-not-help/