あるボランティアグループが、バンコク都内とラヨーン県に食べ物をシェアする「幸せをシェアするパントリー(PANTRY OF SHARING)」を設置した。
ボランティアのスパキット氏によると、このアイデアは、新型コロナウイルスの影響を受けて困っている人を助けることが目的。海外の「FREE PANTRY」というプロジェクトから思いついたという。当初、この食べ物をシェアするパントリーを設置するというボランティア内容に対し、周囲の人たちは懐疑的だった。「最初に訪れた人がすべて持って行ってしまう」「食べ物はもちろんパントリーごと盗まれる」「すべて販売目的で持って行かれそう」などという意見が多かった。
しかし、数カ所にパントリーを設置してみたところ、ソイ・ウィパーワディー60に設置したパントリーには設置後1時間ほどで、食べ物をシェアしたり、受け取る人が10人以上訪れた。パントリー内には、感謝のメッセージも残されているという。同氏は、タイ人にもまだ思いやりがあるということを証明できた、と語っている。
(タイPBS)
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