タイ日本通運
国際輸送(航空・海上・陸送)、国際宅配便、国内輸送、倉庫保管・物流加工、引っ越し
日本が誇る世界最大級の物流会社
圧巻のASEAN“大日通網”
日本のみならず、世界最大級の総合物流会社「日本通運」。海外41ヵ国、236都市、506拠点のグローバルネットワークは、他の追随を許さず、まさに業界の雄だ。会社設立は、1989年。現在は、タイ日本通運を中核にタイ日通グループとして、8つの事業会社で構成される。事業領域は、航空、船舶を利用した輸出入フォワーディング、通関、引っ越しのほか、タイ国内にある31の拠点(倉庫)を活用したロジスティクスなど、総合物流会社として幅広く展開する。言わずもがな、強みはネットワーク網を活用した輸送サービス。クロスボーダーで結ぶ都市の頭文字と距離数を冠としたサービスは、あまりにも有名で、中国・上海からシンガポールの約7000kmを結ぶ陸路輸送ルート「SS7000」のほか、バンコクを拠点にASEAN域内の各都市を結ぶ定期輸送路線を多数保有する規模感は、まさに最大級。同社自動車産業部でクロスボーダー業務を担当する佐々木治氏は、物流業界が期待するASEAN経済共同体(AEC)発足後について、「具体的な制度は、遅々として進むでしょうが、否が応でも、タイと隣国間の国境貿易は増えるでしょう。我々が築いてきたネットワーク網と付随する通関業務の経験が生かせるはずです」と期待する。また、昨今、タイとミャンマー間の最大の難所(山岳地帯)にバイパスが開通。「所要日数(4日→3日)が短縮し、海上輸送(所要日数は14日間)と比較しても、メリットが大きくなる」と道路インフラ整備が同社サービスを後押しする場面も。享受できるのは、ネットワーク網を持つ日通だからこそ。
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※この情報は2015年11月現在の取材を元にしています