日本機械エンジニアリング
工作機械等の販売及びエンジニアリング事業
100％タイ・ローカル出資により設立
エンジニアリング・サービスに独自の強み
エンジニアリング・サービスを主力とする機械商社。日系メーカーの相次ぐタイ進出を背景に2003年、100％ローカル出資により設立された。顧客の大半は自動車関連の日系部品メーカー。系列関係が強固とされる日系サプライチェーン網にこれほどに深く浸透しているケースも珍しい。こうした現実に、同社の良質なサービスと信頼性・安定性を見て取ることができる。
主な取り扱いは、工作機械と自動搬送機・コンベアなどのロボット機器。工作機械はCNC（コンピューター数値制御）が中心で、この分野では世界首位を誇るファナック社製品など、さまざまな製品を取り扱っている。「当初からサービスがメインだった。機械の売り上げは後から付いてきた」（山崎貴彦マネージャー）と話すように、単に納品だけに留まらない事業展開が最大の特色。顧客の要望に応じたきめ細やかなカスタマイズ。ミクロン単位の高精度を持つ測定器や制御用空気冷却装置など付帯機器のラインナップも豊富で、顧客の安心をサポートしている。
商社規模では珍しいコンピューターの3D技術を採り入れたシミュレーション・サービスも展開。「この工作機械に、このロボットを付加したらどうなるか―」。高度な専門知識を持ったスタッフが顧客の求めに応じて図案化。視覚的にも分かりやすいサービスに顧客の評判も上々で、営業の有力な切り札となっている。今年になって低迷する自動車業界。その行方については「もう2、3年は続くかもしれない」と見る。その上で、今後の事業展開にも触れ、「タイ政府の方向性も検討に入れながら柔軟に対応していきたい」と話す。
TEL:084-116-6888（山崎）
927/19 Moo 12, Soi Bangna-Trad 24, Bangna-Trad Rd., Kwang Bangna, Khet Bangna, Bangkok 10260
※この情報は2014年10月現在の取材を元にしています
