日本と変わらぬ味と価格で
多くのタイ人をもてなしたい
Managing Director
Surawech Telan (A)
スラウェーチ テーラン
日本人はもちろん、タイ人にも圧倒的な人気を博すしゃぶしゃぶ・すき焼きの食べ放題店「Mo-Mo-Paradise」や、ワンランク上の高級食材を使用した「鍋ぞう PREMIUM」。両店を運営する「Noble Restaurant」のマネージングダイレクターである Surawech氏に、コンセプトや今後の展望について尋ねた。
もともと日本と縁があったと伺いました
はい。父が日本人のビジネスパートナーと共に「あられ」を作る会社を経営していたため、物心ついた時から日本の食文化に触れ、時には父の日本出張に同行していました。
また、アメリカでの留学時代には、日本人の友人に料理を教えてもらうなどし、さらに日本食に対して興味を抱くようになりました。
フランチャイズのきっかけとは
数年前、旅行で新宿の「Mo-Mo-Paradise」を訪れたことがきっかけです。新鮮な肉や野菜を好きな分だけ食べられるコストパフォーマンスの良いビュッフェやホスピタリティ溢れるサービスなど、さまざまなことに感激。その時に「この美味しさをタイ人にも知ってもらいたい!」という思いが込み上げたのです。
その後、知人を通じて同店を運営する「Wondertable」の代表と出会い、意気投合。ちょうど同社が海外進出を視野に入れていたことからトントン拍子に話が進み、2007年末に「Mo-Mo-Paradise」の第1号となるセントラル・ワールド店をオープンしました。セントラル・ワールドはタイ人に人気の商業施設であり、伊勢丹を併設することから日本人利用客も多いのが特徴です。絶好のロケーションで、良いスタートを切ることができました。
「Mo-Mo-Paradise」について
日本と同様に高品質な食材を安価に提供するため、野菜は国内各地、牛肉はオーストラリアの専属農場からと、独自のルートで食材を仕入れています。また、スープやタレはフランチャイズ元のタイ工場で、日本直送の素材を使って製造。定期的に日本からシェフを呼び厳しく審査しているため、鮮度やクオリティには絶対の自信があります。
タイ初の日本式しゃぶしゃぶ・すき焼き店として拡大中
現在、「Mo-Mo-Paradise」はセントラル・ワールド店をはじめ、バンコク都内に15店舗を展開しています。利用者はタイ人と日本人が圧倒的に多いですね。最も新しい店舗は、昨年12月にオープンしたICONSIAM店です。こちらはタイで最新の大型商業施設に入居していることもあり、タイ人の他、日本人を含む外国人の半々でご利用頂いています。
1号店をオープンした当初は、タイには生卵や牛肉を食べるといった食習慣がありませんでした。この12年間で弊社が提案する日本の食文化が受容され、タイ人の食生活も徐々に変化してきたのだと実感しています。
「鍋ぞう PREMIUM」について
タイではあまりお目にかかれない、高級食材を使用したしゃぶしゃぶ・すき焼きメニューを提供しています。2013年にセントラル・エンバシー店、2017年にはゲイソン・ヴィレッジ店を開店させましたが、こちらは土地柄もあり、タイ人の富裕層や日本のエグゼクティブの皆さんのご利用が多いようです。
牛肉は近江牛にこだわり、タラバガニなど日本直送の海の幸を厳選。野菜はロイヤルプロジェクトのものを使用しています。2店舗ともコース料理がメインで、日本食を知り尽くした経験豊かな日本人シェフが腕を振るうため、日本のお客様にもご満足頂いています。
今後の展望をお聞かせください
「Mo-Mo-Paradise」と「鍋ぞう PREMIUM」の店舗拡大はもちろん、「Wondertable」が日本で手掛ける飲食店をタイでもどんどん広めていきたいです。今後も日本食の美味しさ、そして日本と変わらぬ本場の味を、多くのタイ人に食べてもらえるように尽力します。
プライベートの過ごし方は
仕事で海外に行くことが多いのですが、旅行が好きです。一番は、もちろん日本。中でも冬の北海道は特別です! 子どもたちも雪の中でスキーを楽しみ、冬ならではのとっておきの味覚に出合えるのが嬉しいですね。
Noble Restaurant Co., Ltd.
02-252-4556〜7
153 The Peninsula Plaza, Room 409 4th Fl., Rajadamri Rd., Bangkok 10330
https://www.noblerestaurant.co.th/
タイ初のしゃぶしゃぶ・すき焼きの食べ放題「Mo-Mo-Paradise」を都内に15店舗展開。高級食材を使用した本格派の「鍋ぞう PREMIUM」も経営する