オリオン機械
エアードライヤー・フィルター等工場用圧縮空気のクリーンシステム機器及びチラーの製造・販売
工場トータルの省エネを提案
オリオンが実現する“eco Factory”
1946年の創業以来、産業機械分野のリーディングカンパニーとして、確固たる地位を築いてきた「オリオン機械」(長野県須坂市)。タイへは2011年に現地法人を設立し、現在はASEAN諸国にも販路を拡大している。
かつては、製品の品質の高さや付加価値よりも、イニシャルコスト重視の傾向が強かったタイ。しかし、政府が省エネ促進政策を取るなど、「近年、国全体の意識が、環境・省エネに向いてきています」(白井靖司セールスマネージャー)。そこで、同社が工場全体の省エネを進めるために掲げるコンセプトが「eco Factory」だ。
創業以来、社内でも「環境と調和」に取り組んできたオリオン機械。これまでに、チラーや圧縮空気のクリーンシステム機器など、省エネや環境に特化した製品を次々と生み出してきた。
「eco Factory」とは、その中の「インバータ真空ポンプ」「インバータエアドライヤー」「インバータチラー」「精密空調機器」からなる、いわば“工場全体の省エネ”を提案するトータルソリューションだ。「真空ポンプ」では、独自のエコスピードコントロールで最適な回転数を自動判断。「エアドライヤー」では、インバータ制御により冷凍サイクルを最適化。また、ヒートポンプバランス制御技術で電気ヒータを完全排除した「空調機器」は、最大80%の省エネを達成。「チラー」には新開発の「DCインバータドライバ」を搭載し、冷凍機・ファン・ポンプの3つのスピードを操作。業界トップクラスの省エネ性能を実現している。
もともと高く評価されてきた、同社の卓越した省エネ性。タイの追い風を受けて、その存在感が、ますます強いものとなるに違いない。
※この情報は2017年3月現在の取材を元にしています