オーエスジー タイ
各種工具の製造・販売
豊富なラインナップと圧倒的なスピード
顧客の近くで製品・サービスを提供する
OSGはめねじをたてる工具、タップの分野で、世界一のシェアを誇る総合切削工具メーカー。さらにおねじをたてる工具、ダイスの生産に関しても国内でトップのシェアを持ち、自動車を中心に世界のモノづくり産業を支えてきた。
タイに進出したのは1996年。2007年にウェルグロー工業団地に工場を移設。13年にはバンナーに在庫センターを設けるなど、着々とソフト・ハードの両面を拡充している。
「タイは、ASEANの日系自動車産業の需要を開拓する重要拠点。ノックダウン方式から現地生産へとシフトするメーカーが増える中、カムやクランクシャフトといった運動部品もタイで続々生産されています。運動部品の生産現場では切削工具の出番が増えますから、我々にとっては追い風です」(清家政計マネージングダイレクター/以下MD)。同社の強みといえるのが、製品のバリエーションの豊富さとスピード対応、そして充実したサービス体制だ。在庫センターには主要製品を中心に約1万5000アイテムを揃え、リードタイムを大幅に短縮。現在は、受注からわずか1日以内に製品を送り届けている。既存工場も拡張し、超硬ドリルやエンドミルなどの特殊工具、そして今年16年からはコーティングサービスを提供。日本と同じクオリティで生産できる体制も整った。
バンナー営業所、アマタナコン工業団地に続き、15年にはピントン工業団地にも営業所を開設。アユタヤへの出店計画も進めている。「お客様の近くに拠点を設け、製品とサービス、メンテナンスをさらにスピーディに提供していきたい」と清家MD。売上目標として掲げている1億バーツ達成の手応えは十分だ。
※この情報は2016年08月現在の取材を元にしています