ウェルネスブランドとして
豊かなライフスタイルの提案を
Managing Director
Vorravit Siripark
ウォーラウィト・シリパーク
母国タイの発展を願い、20代でブランドを立ち上げてから15年。高品質な天然素材のみを使用したスキンケア、バス&ボディ、スパ製品を提供し、今やタイを代表するワールドクラスのスパブランドに成長。次のステージとして、健康的なライフスタイルの総合的なプロデュースを目指す。
ブランド立ち上げのきっかけをお聞かせください
学生の頃からタイという国が発展するために、世界へ発信できるものはなんだろうと考えていました。自国を離れていた留学期間中に、タイのスパや美容事情に海外から注目が集まっていることに気づいたのです。
帰国後すぐにタイのスパ事情を調査したところ、使用されていた製品はヨーロッパやアメリカからの輸入品ばかり。タイ国産のスキンケア製品が少なく、あったとしてもクオリティが低い。それなら、自身でクオリティの高いタイのスキンケアブランドを立ち上げようと思ったのです。
苦労されたことは?
立ち上げ当初は、タイ人のスパ製品に対する知識不足が課題でした。タイ産のスパ製品に対するイメージが、あまり良いものではなかったため、100%オーガニックの自然派製品とその良さを説明しても、タイのブランドというだけで簡単には受け入れてもらえなかった。買い手に製品の良さを理解してもらうまでに、時間がかかりました。
タイ国外への進出経緯は?
最初は国内外のスパなど美容関連の展示会に出店して、製品を紹介すると共に海外市場の動向を調査しました。展示会で発注があったシンガポールやフィリピンから製品を卸すようになり、徐々に販売国が増えました。店舗オープンに関しては日本が初めての海外出店先です。ブランド立ち上げ当時から、日本人は美容に関心が高く、アジアの中でも大きな市場規模を誇っていたため注目していました。
PAÑPURI成功の秘訣は?
数字よりも、自身が期待したものが実現した時に満足感が得られるものだと考えているので、まだ成功しているとは言えません。ですが1つ成功と言えることは、タイのスパ製品に対するイメージを一新できたことです。PAÑPURIの製品の良さを多くの人に伝え続けたことで、100%ナチュラル、オーガニック原料だけを使用した「自然派製品」の良さも広めることができたと思っています。
高く評価される“香り”のインスピレーション源は?
私の場合、旅行をすると写真撮影する必要がないほど、香りが旅の思い出として残ります。旅先で感じたその土地ならではの香りを、製品で表現しています。例えば日本の京都は、和菓子のように甘く私にとってはどこか平和な雰囲気が漂う香り。この香りの製品は、過去に限定販売しています。
今後は“ウェルネス”もキーワードに?
今までPAÑPURIはスパブランドとしてのイメージが強かったのですが、今後は健康的なライフスタイルを提案する“ウェルネスブランド”としての確立を目指しています。インナービューティのためには、バランスの取れた日々の食事や睡眠、適度な運動なども重要です。身体の内側から生まれる真の美しさ、そして健康的で豊かなライフスタイルを送るためのお手伝いをしていきたいです。
現在ソフトオープン中の新店舗「パンピューリ・ウェルネス」では、ミネラル成分を含む日本の温泉を再現します。草津や北海道のニセコ温泉など、温泉がもつ効能を提供出来るよう温泉スパの準備中です。また、ライフスタイルに関するコンサルタントが常駐し、健康に関するアドバイスも提供します。
プライベートな時間はどう過ごされていますか?
現在は、ほとんど休みもなく自由な時間が少ないのですが、ジムには毎週通うようにしています。健康的な生活に、運動は欠かせないですから。もし時間があれば友人たちと食事をしながら、他愛もない会話を楽しみたいですね。長期的な休暇があれば旅行に行きたいのですが、香りが気になって仕事のスイッチが入ってしまうでしょうね。
PAÑPURI
02-253-8899/02-275-6097
12th Fl., Gaysorn Urban Retreat, Gaysorn Village, Ploenchit Rd, Lumpini, Pathumwan, Bangkok 10330
www.panpuri.com