パトライト タイランド
表示灯・信号灯・回転灯、無線・センサ機器などの製造・開発・販売
“報知する”から“記録する表示灯”へ
世界中に「安心・安全・楽楽」を届ける
パトカー・救急車などの緊急車両へ装備される回転灯や、工場・病院に設置される表示灯・信号灯を開発・製造、販売するパトライト。1955年、業界に先駆けて高性能マイクロモータの開発に成功し、65年に同社製モータを使用した回転警示灯(パトライト)の製造を開始した。現在では、この「回転」技術に、光・音とネットワーク技術を融合させることで、多彩な表現方法を実現させている。情報伝達手段としての製品を市場に提供し、生産現場ではマシニングセンタなどの工作機械に取り付け、稼働状況の見える化をサポート。工場のオートメーション化に貢献してきた。
98年に東南アジアの販売拠点としてシンガポールへ進出。ASEAN地域の拡販を担っていたが、売上の半分をタイが占めるようになり、2016年、タイに現法を設立した。タイで取り扱うのは、回転灯・表示灯だ。「タイでもコストダウンの気運があり、人員削減の波がきています」と語るのは、山田裕稔マネージングダイレクター。何百台とあるマシンの管理者が減れば自ずと1人当たりの担当台数が増え、手が回らなくなる。そんな時、パトライト製品がいち早い“気づき”を可能とする。併せて注力するのが、「ワイヤレスコントロールユニット」といった無線ユニット。これらは既製の表示灯などに後付けでき、生産ラインの稼働状況を無線で報知。国外からも確認できる他、ガントチャートでデータを記録。異常の発見はもちろん、タクトタイムを正確に把握することで生産性の向上にも貢献する。また、無線のため、工場のレイアウト変更にも対応が可能だ。
“報知する表示灯”から“記録する表示灯”へ。同社の存在が、タイのFA現場にさらなる進化をもたらすに違いない。
- ①日本でのマーケットシェア8割を誇るパトライト製品
- ②「お客様の課題に、ベストなソリューションを提案していきます」と山田MD(左)
※この情報は2017年2月現在の取材を元にしています