プームタイ・コムシス
LED照明のカスタマイズ販売・設置・保守
地球にやさしい21世紀の光源
LEDでタイ全土を明るく照らす
タイ進出企業にとって、工場・倉庫のコスト削減は目下の関心事項だ。そんな大型施設・屋外照明のソリューションを手がけるのが「プームタイ・コムシス」。2000年創業、社員数15名のタイローカル企業だが、カンボジア進出も遂げ、近年頭角を現している。
もともと、工業用コンピューター販売やITソリューションを核とする同社がLED事業に着手したのは5年ほど前のこと。工場に設置する大型照明、屋外照明のカスタマイズ販売を開始した。「設置場所や用途など、顧客の要望に合わせて柔軟に対応します」と話すのは、MDのウィチアン・メンプアク氏。同社では、シミュレーションから照明デザイン、設置までトータルに手がけている。
大型施設へのLED導入の利点について岡本忠訓シニア・アドバイザーはこう語る。「軽量で強度が高いことはもちろん、蛍光灯の4~6倍の長寿命でコストダウンや省電力が図れるため、電気代の高いタイでは有利。また光効率が高く、天井の高い工場でも工員の手元が暗くならずに安全性を確保できます」。また、光による商品劣化もないため物流倉庫への導入や、熱くならない性質を生かして冷蔵・冷凍の分野にもニーズが高まりつつあるという。
従来の照明からLED転換への気運が高まるタイでは「ここ5年が勝負」。現在は日系大手メーカーの工場・倉庫をはじめ、ガソリンスタンド、道路など公共施設のLED化をタイ政府との連携で手がけている。「今後は日系マーケットの開拓とタイ行政の二本柱で攻めたい」。今年よりリテール販売も開始し、「売上も好調」と手応えを感じている。