プレシジョン テクノロジー
専用機械、精密部品、冶具、車載用スプリング及びシャフト等の受託生産サービス(EMS事業)
受注は前年比2倍を達成!
専門機の受託生産に強み
PRECISION TECHNOLOGY CO.,LTD.(以下PTC)は、受託設計及び受託製造(EMS事業)を業とするアイメス(神奈川県藤沢市、以下IMES)のグループ合弁会社。1995年9月、バンコクで設立。IMESのほか、財閥サハ・ユニオンなども出資する。バンコク北郊にある本社工場の敷地面積は約5000㎡と広大で、さまざまな顧客ニーズに応えられるよう、ラインごとに自動化が進められている。
受託分野は多岐に渡る。精密機器用部品、工作機械向け治具、車載用各種スプリング、車載及び家電向け各種シャフトの設計・製作など。これらには板金加工、機械加工などの作業も含まれ、使用される内蔵部品の製造も、その多くを自社内でまかなう。
同社が得意とするのが専用機。「汎用機では加工が難しい」といった場合、通常の機械では限界があり、各企業のニーズに合わせた専用機が必要となる。いわば特注であり、その分製造も高度となる。同社は、顧客と綿密な打ち合わせをし、「動作の安定」や「保守しやすい」といったアフターケアにも注力する。
タイとフィリピンに製造拠点を持ち、香港にも関連会社を擁する。うち一つがPTCであり、もう一つが管理・営業業務を担う現地法人T.IMES。日本の本社、タイの営業拠点、事業拠点が連携を果たす態勢で、今年は前年比2倍の受注を達成。また、やまと工業を合弁先親会社とする。自動車用スプリング部品製造事業の月産数量は400万個にも及ぶ。
企業理念は、組織力、高品質、オンタイム・デリバリー、改善力、グローバル・マネジメントの5つ。従業員とのコミュニケーションを欠かさない労務管理で離職率も低い。