プレシジョン ツール サービス(タイランド)
工具・工作機械の販売
顧客第一主義のもとネットワークを拡充
メーカーとの協業で顧客の要望に応える
できるだけ顧客の近くに拠点を設け、迅速に製品を提供し、アフターケアサービスまで対応する。顧客第一主義をポリシーに掲げ、海外拠点を拡充してきた自動車・電機産業向け工具・機械部品の商社(株)東陽は、1999年にプレシジョンツールサービス(PTS)としてタイに進出。すでにタイ国内に6ヵ所の拠点・営業所を構えている。
「日本同様、お客様をできるだけ定期定時に訪問して、こまめに顔を出す。泥臭いようですが、これが我々のサービスの基本。仕入先は6000社に及び、取り扱い商品は多岐に渡りますが、お客様と直にやりとりを重ねながら、『横に広い知識』をもとに、さまざまな選択肢を提供できるのが弊社の強みです」(辻展之セールスマネージャー)。
幅広いラインナップの中で、工具のメイン商材といえるのが切削工具だ。販売だけでなく、グループ内のPTSツールが切削工具の再研磨を手がけ、アフターケアまで対応。一部、特殊切削工具の製作も行っている。サンプル品を提供して評価されれば納入し、改善要望があればメーカーにフィードバックして、再度の改良を実施した上で製品を提供。製品寿命を伸ばす改良を施し、時間あたりの生産数アップを図るなど、きめ細かな提案も好評だ。「コストを下げると言っても限界があります。重要なのはお客様の悩みを解決すること。そのために、メーカーと協業しながら視点を変えてさまざまな提案を行っています」
2014年には、タイの6つ目の拠点としてチェンマイに支店をオープンした。今後もタイ国内の支店を増やし、さらなる顧客サービスの向上のため、進化を続けている。