Make Asia Wonder Make You Happy
世界ランク8位(2019年末時点)の世界的有名マジシャン・JONIO氏がアジアツアーを行っている。イベント開催の費用は、これまで積み上げてきた収益と、ファンたちによる応援金。利益度外視でぶち上げた企画の裏にあるのは、「マジックでアジアを笑顔に」との熱い思いだ。2月29日には「ドンキモール トンロー」で、コメディマジシャンのMANBOO氏との大規模なコラボイベントを開催。JONIO氏にこの大舞台への意気込みなどを聞いた。
ツアーの場としてバンコクを選んだ理由は
昨年のソンクランに居酒屋チェーン「しゃかりき432゛」でマジックを披露した際、かなり好評だったんです。
「次いつ来るの?」なんて声をかけてもらったりもして。
ただ、その中で「タイには子どもが夢中になれるエンターテイメントが少ない」という声を聞いたんです。
他のアジア諸国についても言えることですが、確かに子どもも楽しめる娯楽ってあまり見かけません。
「それなら、僕のショーでアジアの人たちに感動を与えよう」と思い立ち、今回のツアーを企画しました。
ツアーの出発地はもちろん、企画の発端となったタイ・バンコクです。
年明けからバンコクのレストランを回り、僕が得意なクロースアップマジック(至近距離で手品を行うもの)を披露しています。
2月第4週にはタイの幼稚園や日本人学校でマジックショーを無償で開催する予定です。
2月末には大舞台が控えています
今回共にショーを作り上げるMANBOOさんとは、これまで10回以上コラボレーションした馴染みの仲ですので、不安はありません。
MANBOOさんはマジックの魅せ方が巧みで、子どもから大人まで大笑いするんです。
日本では80名ほど入る会場があっという間にパンパンになるほどの盛況ぶりで、老若男女問わず楽しんでくれています。
今回は僕のヒゲからあらゆる物を出したり、MANBOOさんが“面白く”鳩を出現させたりするトリックを披露します。
他にも参加者の心を読むなど参加型マジックも行いますので、楽しみにしてもらえればと思います。
マジックの魅力は
「驚き」と「感動」を与えられるところですね。
僕自身、10歳の時に友人の手品を見た際は大きな衝撃を受けたのを今でも覚えています。
マジックって「プロがやるもの」というイメージが強かったので、子どもが、しかも身近な友達ができることを目の当たりにして、それからマジックにハマりました。
今回は僕たちのマジックを見て、観客の皆さんに興味を持ってもらえれば嬉しいです。
そして、マジックの最も素晴らしい特徴は、観客の人も参加できる点です。
能動的にマジックを体感すると、臨場感が違いますから、より楽しめると思います。
昔、「全員が一斉にビンゴになる」というトリックを大手企業の立食パーティーで行ったのですが、その際はビンゴの瞬間に社員の方々が一斉に僕が居る壇上に詰め寄る事態に発展して(笑)まさかマジシャンである僕が「落ち着いてください」と言うはめになるとは思いもしませんでした。
でも、それくらいマジックには人を夢中にさせる魅力があるのだと改めて認識できましたね。
最後に、タイに住む方々にメッセージを
今回のイベントでは子ども料金を100Bに設定しました。
多くの子どもにマジックを見に来て欲しいからです。
また、マジックは老若男女問わず楽しめる娯楽ですから、家族や友人らでも盛り上がってもらえれば幸いですね。
「驚き」と「笑い」、そして「感動」を届けられるよう、精一杯パフォーマンスするので、ぜひご来場のほどよろしくおねがいします。