タイリアン フォークリフト
フォークリフトの販売（新車・中古）、リース・レンタル、修理、その他関連品の販売など
最大の武器は国内ネットワーク力
フォークリフトの稼動を止めない努力
1985年のプラザ合意後の円高で、日系企業のタイ進出は爆発的に加速。工場・倉庫に欠かせないフォークリフトの需要増が、“THAI-LIAN”を生んだ（89年創業）。当初は、バッテリーフォークリフトの草分けで、シンコーフォークリフト（現、住友ナコフォークリフト）の販売代理店からスタート。約27年強が経過した今日まで、販売（新車・中古）、リース・レンタル、アフターメンテナンス、安全運転講習と、フォークリフト販売代理店として成長を遂げてきた。
最大の武器は地場企業だからこその基盤・組織力だ。タイ国内12ヵ所で支店網を展開し、メーカー級の修理・修繕のできる人材（エンジニア）、設備を有する。「連絡から24時間以内に修理・修繕を終えることを目標にしています。そのため、大規模な工業団地が隣接する地域の支店には、モバイルサービスカーを配備しているんです」と話すのは、長井勝典マーケティングマネージャー。
とはいえ、小野寺英揮サポートマネージャーが「故障の度合いによっては24時間で終わりません。その時は代車サービスをご用意致しております。お客様の現場を止めないことが最優先ですから」と話す通り、代車以外にも、同社は常に500台以上を保有し、迅速な対応も可能だ。
ほかにも、タイ政府公認の安全・技術運転資格証の認定・発行が可能となり、顧客スタッフの安全運転講習会も請け負う。「運転技術が高まれば、作業効率も高まり、故障も減り、コスト削減につながります」（小野寺氏）。フォークリフトは、工場・倉庫の“荷役運搬作業”の主役だけに、消耗頻度も激しい。だからこそ、顧客が選ぶのは、タイ全土に広がるサービス網が裏打ちする“迅速”＝同社なのだろう。
- ①タイ全土12ヵ所のネットワーク力が武器。創業当初から扱う確かな品質“ニッポン”のフォークリフト（写真：SUMITOMO）
- ②「納入実績は5000台以上ですから、自ずとアフターサービスが大切になってきます。現場を止めないことが最も大事なんです」と話す長井氏（左）と小野寺氏
※この情報は2016年12月現在の取材を元にしています
