機械・工具類の輸出・輸入・製造販売
泰盛貿易 タイランド
170種の圧倒的な製品ラインナップ
電動工具「マキタ」を全土展開
充電式の電動工具は、軽量で持ち運びやすい反面、そのパワーや稼働時間などに不安を抱く人も少なくない。そんなイメージを払拭し、次々と新しい充電工具を市場に投入するのが厚い信頼を誇る「マキタ」であり、タイ市場で4〜5割のシェアを獲得するマキタ製品を現地で展開するのが「泰盛貿易」だ。
ドリルから刈払機、クリーナーまで網羅した豊富な製品群を動かす原動力となるのが、写真にあるリチウムイオンバッテリー。今後この充電工具へのニーズが高まると予測するからこそ、製品PRに力を入れる。「充電工具だけを見ると、まだローカル企業での取り扱いは多くありません。初期投資は決して安くないですが、価格に見合う利便性がマキタの充電工具にはあります」。そう話すのは、同タイ現地法人でマキタ製品の販売を担当する齋藤氏。
価格だけで判断するユーザーに対してのアプローチとして、数年前から社内に「デモチーム」を結成。商品知識が豊富なデモスタッフを投入し、各ユーザーを訪問。実際に商品を試してもらうことで、パワーや連続使用時間、機能性といった充電工具に対する不安や疑問を解消し、ユーザーの作業に最適な機種を紹介している。「まだ先入観を持つ顧客も多いが、徐々に理解が広がっている」と、齋藤氏はデモチームに手応えを感じている。また、商品購入前のトライアルだけでなく、購入後のアフターサービス拡充にも抜かりはない。
地方展開を進める同社は2015年にチェンマイ支店をオープンし、来年にはさらにハジャイ、ラヨーンにもそれぞれ支店を開設予定。より広域へアプローチするとともに、「近くにある」という安心感が、さらなる顧客を生むだろう。
- ①圧倒的な商品数が何よりの強み。ユーザーの要望に応えられるよう170種以上の充電工具を取り揃える
- ②「社員への教育と距離の近いコミュニケーションが営業力の鍵を握る」と齋藤氏(写真中央右)
- ③プロの現場でも使える優れた清掃性能を誇る「ロボットクリーナー DRC200」。ダストボックスは大容量の2.5L、1充電あたり500㎡(テニスコート2.5面分)もの広さを掃除可能。清掃する床の状況に応じて選べる走行パターンを複数用意
※この情報は2017年7月現在の取材を元にしています