トヨダ マシナリー(東南アジア)
研削盤や切削機等工作機械の販売・サポートほか
抜群の信頼性と性能を誇る円筒研削盤
グループの強みを生かした販売にも注目
日本のモノづくりを支えてきた、軸受けメーカーの光洋精工と、工作機械メーカー豊田工機。この2社が2006年に合併して生まれたジェイテクト(JTEKT)を親会社に持つトヨダマシナリー。現在のタイ法人は、豊田工機時代に工作機械を販売・サポートするために設立されたタイ現地法人が源流だ。同社が手がける製品は、円筒研削盤、マシニングセンタ、専用機の3本柱。このうち円筒研削盤は自動車部品メーカー各社を中心に、信頼性の高さに加え高い精度と生産性で揺るぎない評価を得ている。タイ国内における累計出荷台数は研削盤が1000台以上。マシニングセンタと専用機は、約400台ずつ出荷されている。また、同社はインドネシア、シンガポールなどにも拠点を持ち、ASEAN諸国への販売・サポートも行う。今、同社は、幅広い製品を扱うジェイテクトグループの強みを伸ばそうとしている。「以前は、弊社ラインナップに無いセンタレス研削盤の引き合いをいただいたとき、『ありません』で終わっていました。現在は、グループ内で扱っている製品ならば販売および仲介が行えます。もちろんその逆もあります。さらに、弊社製品とグループ製品を組み合わせたシステムでの提案も可能です。グループ製品には周辺装置もあり、生産技術だけでなく、保全のお手伝いもさせていただけます」と登玉紳人タイ法人社長は言う。同社の社屋にはJTEKTグループの製品やパネルが展示され、グループを俯瞰できる。また、各社トップが定期的に集まる会議が開かれるなど、全体でシナジーを作り出そうとする姿勢が躍進を支えている。
URL: www.toyoda-tmsea.com
E-mail: yamazaki@toyoda-tmsea.com
※この情報は2015年9月現在の取材を元にしています