豊田通商フォークリフト タイランド
豊田自動織機社製フォークリフトのレンタル・販売・保守メンテナンス
シェアNo.1を維持し続ける絶対王者
高いサービスを掲げ、タイ全土をカバー
“世界のトヨタ”のロゴマークを配したフォークリフトを扱う「豊田通商フォークリフト」。総合商社「豊田通商」の一部門として、1958年に販売開始。法人としての設立は2008年12月。タイでの取引先は6000社以上で、レンタル車の保有台数は4600台超。シェアはグループのBTM社も含めると圧巻の30%超を占める。
タイでは、エンジン式とバッテリー式の取り扱いが半々で、今後は環境意識の高まりを受けて、バッテリー式が伸びていくとみている。近年では、レンタル期間を終えた中古品を蘇らせ、保証を付けて販売するサービスも開始。トップブランドのネットワークは業界でも他の追随を許さず、事業展開の基本路線が“地域密着”と“顧客第一主義”だ。従業員520人のうち、約半数は保守メンテナンスを担当するサービスマン。3ヵ月に渡る本社での技術講習後、全国に15あるサービス支店網に配属され、メンテナンスや修理にあたる。「17年はネットワークの拡充が目標。顧客第一主義を貫き、拡大戦略にさらに磨きをかけたい」と話すのは、山本順一社長。同社が注力しているのが安全面で、“トヨタスタンダード”の厳しい基準に裏打ちされた品質を提供し、多くの顧客に高い評価を受けている。取引先に出向き行う出張トレーニングは3ヵ月先まで予約が一杯。16年に同社で研修を受けた人数は7341人(11月現在)で、延べ641社が参加するなど、顧客第一主義を実践。来年には、バッテリー式新型四輪フォークリフトを市場に投入する。
タイで唯一のトヨタの“正規代理店”であることが、何よりの強み。純正部品の取り寄せや保証も付くなど安心も担保。トップブランドの使命を果たすべく、スタッフ一同、今後もサービス向上に努めていく。
- ①トヨタマークの存在感が光る8FD/8FG。安心・安全のクオリティを体現する1台
- ②2016年に投入した新型三輪「8FBE」。コンパクトボディと前輪2モーターにより小回りが効き、狭い場所でも高い操作性を実現
- ③広大な敷地面積を誇るアマタナコンの本社。企業向け研修サービスも行っている
- ④「トレーニングや点検を強化し、顧客の安全強化に努めていきたい」と話す山本社長
- ⑤トヨタ流の人材育成により、工場スタッフのスキルも日々向上。顧客の立場に立った親身なサービスがここから生まれている
※この情報は2016年12月現在の取材を元にしています