トヨタ ツウショウ M&E タイランド
機械設備の輸出入及びタイ国内での販売・サポート
長年の経験で培った「改善」ノウハウで
顧客の原価低減活動に貢献する
タイ進出は、1957年のTOYOTA TSUSHO(THAILAND)設立を源流とし、2013年にTOYOTA TSUSHO M&E (THAILAND)が誕生。バンコクに本社を置き、自動車産業が集積するアマタナコンとイースタンシーボードに支店を持つ。機械設備商社の事業領域は広い。基本は機械設備の輸出入、タイ国内での販売、設備予備部品・生産副資材の供給サービス、据付・エンジニアリング及び改善・アフターサービスだが、ユーザーの数だけ提案内容があり、提供するモノやサービスは異なる。
差別化を図る上で、注目すべきは同社の“ヒト”への投資だろう。「我々のビジネスの基本は“ヒト”。営業・現場・コーポレートと“ヒト”を育てなければ企業は成長しません」と宇津木氏。また、豊通グループのシナジー力は同社最大の強み。中でも調達力に直結する物流機能は、海外工場向け現地設備や第三国設備の輸出入をスムーズに輸送できる物流網を持ち、タイ国内に多数存在する出資先=パートナーとの連携は他の追随を許さない。一方、「自動車の生産台数が減少する中、現場の原価低減活動を支援することが至上命題」(同氏)と語る通り、目下力を注ぐのが“コストダウン提案”だ。今まで機械商社に求められたのはスムーズな生産立ち上げに向けた最適な設備や常備品の調達。さらに、それら機器類の設置・アフターサービスであった。しかし、経済環境が変わった今、より求められるのはスリムな生産活動の支援である。そのため同社では、自動化を通じた省人化提案、生産エネルギーを低減する省エネ製品提案に新たなビジネスチャンスを捉えている。「目指すのは未来を見据えたビジネス創造型企業です」。
- ①豊通グループネットワークの活用
- ②地球環境を考慮した生産活動の提案
- ③「現場の原価低減活動を支援します」(宇津木謙氏)