ユニキャリアアジア(日産フォークリフト、TCM)
タイ国内をはじめとした東南アジアにおける産業用運搬車両・港湾荷役機械・その他物流機器の販売、部品販売
エクセレントカンパニーを目指す
総合物流機器メーカー
“ A Life time of Trusted Value”。永く愛される商品を軸とした物流ソリューションの提供と、きめ細やかなサービスを通じ、ユーザーに信頼されるかけがえのないパートナーを目指すというユニキャリア。2013年4月に国産フォークリフト第1号を生み出したTCMと、乗用車メーカーのDNAを持つ日産フォークリフト(日産フォーク)を融合させた新しいブランドだ。
タイ進出は古く、それぞれTCMは1970年代、日産フォークは1988年にすでに販売を開始。タイ市場に深く根付き、日系企業だけではなく、タイ企業からも熱烈なファンが多いという。強みは、合併会社ならではのシナジー効果。両社の工場を効率的に活用することで生産可能となった製品の多さは、他社の追随を許さない。小型エンジンフォークリフト(ディーゼル、ガソリン式)、電気式フォークリフトに限らず、欧州・スウェーデン製小型ウォーキータイプ倉庫用フォークリフトから超大型40フィート実入り海洋コンテナも持ち運びできる43トンフォークリフトまでフルラインナップで揃う。また、今年10月には、フォークリフト専門の独自エンジン生産を目的に、大手トラックメーカーのUDトラックスからエンジン部門買収を発表。これにより、自社で専用エンジンの一貫生産が可能となった。
日本国内では、プロ野球球団とのコラボフォークリフトや、品質レベルによって差別化した製品を用意した「認定中古車」という業界では今まで考えつかなった新しいコンセプトを提示してきた。革新的なアイディアを打ち出し続ける、同社の次の一手に注目したい。