2015年のチョコレート市場総売上は約58億B。タイ人1人当たりだと1年に100gほどしか消費しませんが、バレンタインなどのイベント時には売上が上がります。同市場の1位は「Kit Kat」、2位は「Ferrero Rocher」となっています。
「Nestlé」が製造する1位のKit Katは、1935年にイギリスで販売を開始。国内市場で14.7%のシェアを持ち、同社のチョコレート菓子の中でも人気No.1の商品です。日本ではたくさんのフレーバーを展開していますが、タイでは最近、抹茶味を発売しました。キャッチコピーの「Have a break, Have a Kit Kat」 は1958年に誕生。同フレーズが有名なこともあり、Kit Katは休憩の際のお菓子として知られています。
一方、「世界にプレミアムチョコレートの味を届けたい」というコンセプトで生まれた、イタリアの「FerreroRocher」。10.5%のシェアで国内第2位です。ヘーゼルナッツとチョコレートのバランスが絶妙で、ゴールドのパッケージで包まれた豪華さもあり、プレゼントとしても大人気。同社の製菓工場の操業自体は1946年からですが、「FerreroRocher」は1982年から発売を始めました。
PROFILE:Kit Kat
1935年に発売開始。イギリス生まれ。タイではNestlé (Thai)
Co., Ltd.が運営し、Kit Kat以外にMiloやNestlé Crunchなどの商品も扱う。
PROFILE:Ferrero Rocher
1946年に発売開始。イタリア生まれ。元々家族経営の製菓工場だったが、1956年にヨーロッパへ進出。タイではSino – Pacific Trading (Thailand) Co., Ltd.が運営。