科学の力で証明
タイでは、有名な僧侶が亡くなると、骨や肉体が黄金色に変化する“プラ・タート”という現象が起きると信じられています。そこでチュラロンコーン大学のチェサダー教授と有名な臨床検査技師のモーレッブ・パンダ氏が、17日に東北部ウドーンターニー県ポーティソムポーン寺院のルアンプー・チャンシーというかなり著名な僧侶の血液を調べ、「これはプラ・タートではなく、リンパの多い、赤血球が少ない血液」とフェイスブック(FB)で発表し、話題となりました。サンプルの僧侶は弟子も多く、影響力の大きな人物だったため、「プラ・タートは今でも存在し、信じている人も多い。その人たちの気持ちを考えてください」と2人に批判が集中。これに対し、モーレッブ・パンダ氏は、FBを通じて「事実を伝えたかっただけだが、信者たちの気持ちを考えていなかった。申し訳ありませんでした」と謝罪しました。