VOL.45 ガソリン販売 最大手 VS 老舗企業

ガソリン価格は世界的にも下降線を辿っており、売り手にとっては厳しい状況が続いています。タイにはガソリン販売企業が5社ある中、ここ数年1位を獲得しているのは「PTT」。続く2位は、タイ屈指の老舗企業「Esso」となっています。
1位の「PTT」のマーケットシェアは38.4%。1日に約5100万リットルのガソリンを売り上げています。2016年には、国内初の(地方向け)コンパクト・ガソリンスタンドを建設。18年末までに、同スタンド数を500まで増やすと発表しています。同社はガソリン価格の下落を受けて、買い手が品質志向にシフトすると考え、プレミアムガソリンの発売を開始しました。
2位の「Esso」のシェアは11%。創業120年を超える老舗で、長年2位をキープしています。しかし、近年は3位の「Bangchak」がシェア9.6%を獲得するなど、「Esso」の地位を脅かす存在になっています。

PROFILE:PTT

PTT Public Co., Ltd. (タイ石油公社)が運営。第1次オイルショック後の1978年に設立。オイルショックを受けて、タイ国内での石油採掘を開始した。

PROFILE:Esso

1894年設立。ラマ5世時代より続く老舗企業、Esso (Thailand) Public Co., Ltd.が運営。現在は、世界的企業のExxon Mobil Corporationの傘下。

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