VOL.50 3 in 1コーヒー
世界ブランド vs 東南アジア初

タイのコーヒーマーケットの2016年総売上は約200億バーツ。1人当たりの1年間のコーヒー消費量は、日本が約400杯に対し、タイは約200杯という調査結果も出ており、今後も成長が期待できるマーケットと言われています。その中で最も売上が高いのは「3 in 1」という、1袋にコーヒー・砂糖・ミルクが入っているインスタントコーヒーの分野で、約150億バーツの売上を占めています。 同市場の中で6割のシェアを占め、圧倒的1位となっているのが、世界的大手メーカー「Nescafé」。カフェやコーヒーメーカー機器を発売するなど、関連事業も展開しています。昨年はサンプル商品400万杯の無料提供キャンペーンを実施しました。 一方、2位はシンガポール生まれの「Super Coffee」。東南アジアで初めて3 in 1コーヒーを発売した会社で、18%のシェアを持っています。今後は新商品の開発のほか、中国への進出計画もあるとのこと。当面は、市場のシェア2割をキープすることを目標にしています。

PROFILE:Nescafé

1938年、スイスで設立。世界中180ヵ国に展開。タイではNestlé (Thai) Ltd.が運営。

PROFILE:Super Coffee

1987年、シンガポールで設立。タイではSCML (Thailand) Co., Ltd.が運営。東南アジアで初の3 in 1コーヒーを発売。

この記事をSNSでシェア!

一番上へ戻る