昨年のタイの洗濯機市場の総売上は、約126億バーツ。近年、同市場で激しい首位争いを繰り広げているのが、韓国企業の「LG」と「Samsung」です。 現在の１位は、33％のシェアを持つ「LG」。15年連続、市場１位に輝いています。昨年、ファミリー層をターゲットにした「Twin Wash」を発売。ドラム式と水槽式が合体した新概念の洗濯機で、既に販売されている韓国・米国では高評価。タイでも売上が期待されています。 2位の「Samsung」のシェアは1位と僅差の30％。昨年は新モデル14機種をリリースしました。中でも「AddWash」は、消費者の声を取り入れて誕生した商品で、ドラム式でありながら、洗濯途中でも追加で洗い物を投入可能。また、スマホアプリで遠隔操作ができ、一人暮らしや共働きのカップルもターゲットとなっています。
PROFILE：LG Electronics (Thailand) Co., Ltd.
1958年、韓国で設立。世界的家電メーカーとして世界119カ国に展開。89年にタイへ進出。
PROFILE：Thai Samsung Electronics Co., Ltd.
1969年、韓国で設立。同国最大の財閥「サムソングループ」の子会社。91年にタイへ進出。
