毎週発行し続けて19年 これからも
日本人コミュニティと共に歩み続けます
タイの日本人コミュニティで19年間、一度も休まずに毎週発行し続けてきた「週刊ワイズ」。デジタルコンテンツも通じ、いつもタイ生活の傍らにいるハイブリッドメディアとして、日々、進化を続けています。
創刊800号記念として、日系企業のクライアント様にインタビュー。
「ワイズ」への今後の期待などをうかがってみました。
お客様の声
Hakuto(Thailand)Ltd.様
Hakuto(Thailand)Ltd.
マネージングダイレクター
千葉大輔
広範囲なターゲット層へ周知する力と訴求力が圧倒的
ー「週刊ワイズ」のメディアとしての魅力は?
弊社とのお付き合いは、私がバンコクに着任するかなり前からのこと。
ターニングポイントといえば、弊社が臭気関連の事業を始めた事だと思います。
週刊ワイズは発行部数の多さもありますが、何よりも広範囲なターゲット層へ周知する力と訴求力が圧倒的だと思うんです。
弊社の従来からのお客様といえば製造業だけ。
それが臭気関連の事業を展開するにあたり、ちょっとしたシフトチェンジが必要となりました。
今までにあまりお付き合いがなかった業種へアプローチすることになったのです。
例えば飲食業などへのコミットは初めてだったので、まずは週刊ワイズに臭気関連の広告を出してみようということになりました。
実際に広告を出してみると、マンションのごみ置き場、ホテルの部屋、薬局の店内、冷凍倉庫の消臭など今まで手が届かなかった引き合いもありましたが、意外にも従来の製造業のお客様からの引き合いが増えました。
これはいかに多くの方が週刊ワイズを日頃から目にしているということだと思います。
結果的には期待していた以上の商談件数があり、誌面とデジタルを通じた弊社への到達率に一目を置くことになりました。
同業者やお客様から週刊ワイズを使った成功例の話も聞いていましたから、それを改めて認識できたということになります。
フリーペーパーとはいえ素晴らしい読者層に支えられている良いメディアだと思いました。
商材とメディアと読者がうまい具合にマッチして化学変化が起こる
ー今後の“ワイズ”に期待することは?
私たちのビジネスは基本的にB to Bなのですが、ワイズはB to Cのメディアだと認識しています。
でも面白いことにワイズの読者やオーディエンスはCであると同時にBなんですね。
つまり、製造業の専門家の人たちもタイでの生活情報を入手するために読んでいる。
これはタイのマーケットの特殊性の一つなのかもしれません。
そして、取り扱う商材とメディアと読者がうまい具合にマッチして化学変化が起こる。
これがマーケティングの摩訶不思議なところかもしれませんが、とてもいい方向に作用していい結果を生み出せています。
ワイズデジタルの方ではタイ語のコンテンツで弊社を紹介してもらっていますが、これがなかなか有効に働いています。
「週刊ワイズ」もネットの「ワイズデジタル」も、私たちからするととても使い勝手のいいメディアです。
デジタルは、SEOの面でも確実に結果を出してくれています。
ですから、今後はさらに弊社のデジタルマーケティングに活用できるようなコンテンツを展開していってほしいですね。
あるいは潜在顧客層に向けてオートマチックにプッシュしていくような仕掛けを組み込むなど、よりテクニカルなツールに育っていってほしいと思います。
そして、誌面やデジタルに掲載されている企業同士をマッチングさせるようなコンテンツがあっても面白いのかなと。
例えば、今、弊社が力を入れているzoom会議システム「DTEN」と学校関連施設と結びつけてもらうなど、いろいろな組み合わせが考えられると思います。
それから、週刊ワイズはずっと出し続けて欲しいですね。
世の中はデジタルにシフトしていますが、やはり手にとって読める“紙”の安心感と言うのでしょうか。
これからも、私たちの最も身近なメディアとして成長していくことを期待しています。
お客様の声
a2network (Thailand) Co., Ltd.様
a2network (Thailand) Co., Ltd.
マネージングダイレクター
伊藤大己
クライアントと一緒に成長していくメディア
ー「週刊ワイズ」の魅力とは?
安土桃山時代の茶人である千利休の言葉で、「一期一会」というものがあります。
一生に一度の出会いで“またとない出会い”という解釈をしたとしましょう。
私はワイズに対してそのような気持ちを持っています。
多少大げさかもしれませんが、そのくらい“しっくり”とくるメディアだと言えるわけです。
最初に出会ったのはタイに赴任した2011年。
当時のタイの在留邦人は5万人ほどで、そのマーケットにどうやってコミットしていくかが課題でした。
そのため広告を出すメディア選びは重要になります。
当時からバンコクではいくつかのフリーペーパーが発行されていて、その中でも個性が際立っていたのは「週刊ワイズ」です。
タブロイド版という大きな判型と多彩なコンテンツ、そして何よりも発行部数が多いことには感心しました。
その時代の空気の中でメディアがどんな輝き方をしているかは、広告主にとって気になるところです。
そういった意味でもワイズが醸し出す雰囲気は、当時からすでに魅力あるものでした。
少し褒めすぎかもしれませんが、時代を先読みしてくれるような誌面作りを通じて、クライアントと一緒に成長していくメディアだと思います。
特集コンテンツを組んでくれるのはワイズならでは
ーコロナ禍にリリースした新事業「CloudRoom」とは?
コロナ禍の影響はさまざまなシーンに影を落としています。
そんな中、少なからず良かったかもしれないのが、リモートワークを通じて深く考えられる時間を持てたことでした。
その時間を利用して、数年前から温めていたアイデアを一気に事業化したのが「CloudRoom」です。
このサービスは、自宅やオフィスにある普段使わない物や捨てられない物などを簡単に預けられ、預けた物をスマホで確認して、受け取りの手配もスマホだけで完結させられるというもの。最近はB to Bでのユーザーも増えてきました。
2022年はこの事業を伸ばしていきたいと考えているのですが、そこで頼りにしたいのがワイズですね。
このところウェブ版のワイズデジタルのコンテンツが充実してきているので、幅広いターゲットにさまざまな角度でのアプローチを期待しています。
また、特集コンテンツを組んでくれるのはワイズならでは。
事業やサービスの細かい部分のPRもできる魅力あるメディアです。
一過性の広告ではなく、長期的な視野に立ったブランディングを構築していくには広告を継続していくことが大切。
さらにどんなメディアで続けていくかはもっと重要です。
そして、ワイズデジタルを使うことで、これからタイへ来る人にも認知してもらえるのは助かりますね。
「ベリーモバイル」というブランドとともに「CloudRoom」という商品のことも知ってもらえるかもしれない。
また、紙媒体の在り方が変わってきている昨今ですが、デジタル告知では足りないところをサポートできる「週刊ワイズ」はいつまでも発行し続けてもらい、この予測しづらい時代を共に駆け抜けていけたらと思っています。
お客様の声
Yamaichi Special Steel(Thailand) Co., Ltd.様
Yamaichi Special Steel(Thailand) Co., Ltd.
ゼネラルマネージャー
肥後裕也
広告で顔が見えると親近感がわくのでしょうかネットワークが広がりました
ー御社にとってワイズの価値とは?
初めて「週刊ワイズ」に広告掲載を始めた当時は、確か担当者の名前と電話番号のみの広告を出していました。
その後少し経って営業の方から「写真を載せませんか」と提案されたんです。
それで初めて私が製品を持っている写真の広告を出しました。
これが自分でも驚くほどの問い合わせがあり、その対応だけで忙しかったことを覚えています。
面白かったのが、弊社の製品への問い合わせに混ざって、一緒に食事でもしませんかといったお誘いをしてくださる連絡が問い合わせ全体の2割ほどもあったこと。
顔が見えると親近感がわくのでしょうか、ネットワークが広がっていきましたし、新規発注もその広告のおかげで増えました。
コロナの影響が出始めた当初は鉄の原料不足が深刻でしたが、そんな時も広告がつないでくれた縁で、多くの方々と情報交換ができて助かりました。
そして2020年10月頃になると状況が少し落ち着き始め、自動車の生産台数が増え始めたんです。
弊社は自動車の“鉄”が専門なのですが、鉄鋼自体の供給不足が続いていたことで他の鉄製品を扱う会社からの引き合いも多くなり、それらはワイズを見たという問い合わせでした。
これにはワイズデジタルの影響力も大きいと思います。
こんな時期に新規案件を結構取れたのは、奇跡でもなんでもなく、ワイズに広告を出し続けているからです。
ワイズデジタルの生活情報は“痒い所に手が届く”
ー今後の“ワイズ”に求めることは?
コロナ禍は通常の営業活動がやりにくいのはどこの企業も同じだと思いますが、対面営業ができない状況の中で“活躍”してくれたのがやはりワイズでした。
フリーペーパーも休まず発行し続けてくれたので、唯一と言っていいほどの営業ツールとして役立っているのではないでしょうか。
2022年の展開は、はっきりいって読めません。
鋼材や半導体が足りない状況はいつまで続くのかも不透明ですし、とにかく限られたパイの中でいかに事業展開していくか。
きっとそんなことがテーマになるのかもしれませんね。
タイというマーケットの中で商圏を広げネットワークを構築していくにあたり、ワイズには頑張って欲しいと同時に期待しています。
今は難しいかもしれませんが、ゴルフコンペは復活して欲しいです。
あのイベントは異業種交流の場としても価値がありましたし、タイで仕事をすることのモチベーションを上げてくれますからね。
それとワイズデジタルの方の生活情報。
あのコンテンツは“痒い所に手が届く”感じで、私のようにタイに長く住んでいる人にとっても有益な情報が詰まっていると思います。
例えば、学校や病院のことなど、その人のライフステージの中にあって、ポイントポイントで役立つことがかなりあるんです。
ですから、そこがさらに分厚くなっていくことにも期待しています。
タイはきっと、これから若い世代の日本人がさらに増えていくはずです。
そんな社会で求められるメディアで、いつまでもい続けて欲しい。
そんなふうに強く願っています。