郵船ロジスティクス タイランド
陸・海・空すべてのモードで世界中で貨物を輸送する国際総合物流
AEC元年! 大胆かつ慎重さで勝負
得意の輸出入からEコマースまで
陸・海・空のあらゆる手段を使い、世界規模で貨物を輸送する国際総合物流企業「郵船ロジスティクス」。海外展開は、全世界40ヵ国、476拠点に広がり、日系企業として世界有数の規模を誇る。タイ進出は、1969年と古く、約半世紀に及ぶ。ご存知の通り、タイは、ASEAN経済共同体(AEC)発足後、域内のヒト・モノ・カネ・サービスの流れの一大拠点として注目される地。事業領域も、海上に限らず航空貨物、通関、陸送、保管と多岐にわたる。同社の強みは、輸出入に関わる輸送。タイの海の玄関“レムチャバン港”には、業界トップクラスの約13万㎡の倉庫を保有する。従来の保管機能に加え、化学品や食品の原料の荷受けからドラム詰めなどの付加価値作業、通関、配送までを一貫して取り扱える機能のほか、あらゆる品質基準をクリア。ほかにも、現地で数千人の舵取りを担う間庭浩社長が「ニーズを汲み取り、あらゆる可能性に対応しています」と言う通り、小口に対応した全国定時配送サービスの評価は高く、さらに、専門会社を尻目に、先んじて参入したEコマースの宅配は、受け取り時の決済も行う。「確実に成長しています」と手応えは上々の様子。新サービスが、功を奏するのは、歴史に裏打ちされた強固な基盤があってこそ。規模拡大の裏では、トラック運転手へ安全とエコドライブ指導による、預かり貨物の品質担保のほか、台数や稼働管理の徹底による業務の効率化を図る。「レムチャバン港の整備が進めば、荷量はもっと増えるでしょう」。慎重(業務効率)かつ大胆(新サービス)な戦略こそが、国際競争を勝ち抜くカギなのだろう。
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※この情報は2015年11月現在の取材を元にしています